おじさんがブログをはじめました

今更ながらブログをはじめました。キャンプなど日々のこと。

2022年 5月下旬 にこにこキャンプ

茨城県笠間市の山中に突如として現れ、瞬く間に近県のキャンパーを虜にした「にこにこキャンプ」で1泊、ソロキャンプをしてきました。次回訪れる時に向けての備忘録も兼ねているので長文です。予約はなっぷから。チェクインは12:00~、チェックアウトは~11:00。

 

にこにこキャンプへの道

狭くて急と噂のキャンプ場への道は、予めyoutubeなどでチェクしておきました。手始めにこの道で自分を試されます。無理だと思った人は回れ右、できない道なので行くしかないのですが。本当に狭くて急なので、ローギアでゆっくりと。

チェックアウトの車とバッティングしない時間帯に通行してください、とWEBに注意書きがあったので程よい時間帯に山道を登り始めたのですが、見事に対向車と鉢合わせ。むむ、チェックアウト時間はユルいのかな?!たまたま待避所の近くでの鉢合わせだったので事なきを得ましたが、長距離をバックするとなると結構怖いです。巨大なSUVなんかでオラオラしてる人には手厳しいかもしれません。

 

サイト・区画選び

予約時に区画の指定はできず、到着後は先に好きな区画に車を停めてから歩いて管理棟へ向かい、受付をするシステム。フリーサイトで予約していたので、到着後はキャンプ場内の急坂を登り上部へ向かいます。最上段の広くて良さげな場所は既に数組のキャンパーが準備中。むむ、チェックイン時間もユルいのかな?!

初めてで全貌が掴めず、どこまで我が家の車で突っ込めるかわからないので、駐車しやすそうで通路から奥まった位置にある8番に決定。フリーサイトと言っても、「この辺に2張り」の様な感じで、ある程度区画はされています。

ユルい感じの場内図

 

フリーサイト8番の様子

木々が低く林間とまではいきませんが、なかなか雰囲気のある区画です。トイレや炊事場が近い好立地。

 

にこにこキャンプ自慢の景色は見えませんが、ちょっと孤立した位置にあり他の区画と良い感じに距離があります。目の前の桜の木とヤマモモの木の下も広々使えます。

心地良い木陰

有効スペースはかなり広く、ツールーム+タープでもいけます。下の写真はテンマクデザイン焚火タープTCコネクトヘキサを二つ折りにして広げた状態。

お片付けも快適

広くて良いのですが、結構斜めなので今後の更なる整備に期待。地面は大きめの砕石なのでしっかりしたマット推奨。これも今後に期待です。砕石の層は薄く、そのすぐ下は柔らかい土なのでペグは簡単に刺さります。

 

その他気になったフリーサイト区画

車を入れやすそうだなーという視点と、雰囲気で。場内図にはありませんが、車の通路は途中、ツリーハウスの手前あたりに分岐点があり、直進か右折かでアクセスできる区画が異なります。

通路分岐点

 

フリーサイト7番・37番

分岐点より手前の通路脇にある区画ですが、思いのほかプライベート感がありました。広々していて車は停めやすそう。7番は2ルーム位、37番は奥行きがあり2ルーム+小さめタープ位の広さです。ただ、どちらもテントの向きを工夫しないと車を見ながら過ごすレイアウトになりそうです。

フリーサイト7番

 

フリーサイト28番

分岐より手前の通路から直接アクセス。少し奥まった位置にあり、我が家の標準的なミニバンでもなんとかいけそうですが、動線上は砕石なども敷いていないので悪天時には注意が必要ですね。低木に程よく囲まれていながら、景色も抜群。あまり広くないので、大きめワンポールテント位でしょうか。

フリーサイト28番

 

フリーサイト29番

通路から直接アクセス。砕石敷きの通路から近く車は停めやすそうです。管理棟も近く景色もまずまず。大きめワンポールテント位の広さ。

フリーサイト29番

 

フリーサイト11番

通路分岐点を直進してアクセス。フリーサイト上段奥の方にひっそりとある林間区画。駐車スペースが広く車は比較的停めやすそうです。大きめワンポールテント1張り位の広さ。

フリーサイト11番

 

フリーサイト13番

通路分岐点を直進してアクセス。縦長区画ですが入口に車を止めやすそうです。横に木が生えていて開けすぎていないのがポイント。大きめ2ルーム1張り位の広さ。自慢の景色も堪能できます。

フリーサイト13番

 

フリーサイト23番

通路分岐点を右に進んでアクセス。通路から近いですが車は停めやすそうです。トイレ炊事場が近く、景色は最高です。広さはそこそこ広く感じましたが、向きを工夫して2ルームギリギリ位だと思います。

フリーサイト23番
フリーサイト25番・32番

通路の分岐点を右に進んでアクセス。広くて平らで林間ぽい雰囲気、かつ自慢の景色を楽しめます。ただ、区画の並び的に車をどうやって停めるのかイメージしづらい。奥に停める感じ?緊急時にすぐ車を出せるようにしておいた方が良いのですが。。。混雑時はお隣さんを気にしちゃう感じかもしれません。グルキャン向きなのかな。

マップと違って横並びの25番・32番

 

オートサイト

一段に3区画。テントを張るスペースは奥行き5~6m、幅8~10m位のようです。駐車スペースは別にあるので、結構広く使えます。区画の境目が分かりづらく、木ではなく地面に張ってあるロープが境目。みなさん2ルーム+タープを張っていましたが、大きめに展開するとお隣さんが結構近目になってました。あと、下の段の目の前に背の高いテントがあると景色は見えづらくなるようです。

区画サイト

渓流サイト

車を樅の木広場の隅に停めてから、オートサイト脇の遊歩道から歩いて下ります。なので荷物は少なめに。どうしても多くなってしまう人は軽トラで運んでもらえるそうです。トイレや炊事場はオートサイトまで登らなければなりませんが、ソロキャンパー向けの素晴らしいサイトでした。ここを見てしまったらシンプル徒歩キャンプ装備を揃えたくなってしまった。きれいなせせらぎの近くなので、当然ブヨなどの虫は多いです。

 

渓流ハウス

2棟ありました。写真は下流の棟。これより上流の棟は小川を跨いで建てられていますが、なんとなく不安を煽る雰囲気でした。直感でしかありませんが。しかしよくぞこんな場所に!非日常ですね。

渓流ハウス下流

 

渓流サイト1・2・3番

遊歩道から奥まった位置に段々状につくられています。特に最奥の3番は、散歩に来る人も近くを通らないと思うので秘境感たっぷり。

渓流サイト3番

 

ツリーハウス

フリーサイトの上の方にあります。ものすごく気になるけど、高いところちょっとコワイ。地震とか来たら揺れるんだろうなーとか、こういうの見てると謎にネガティブになります。

気になるツリーハウス

しかし駐車スペースも広く、ちょっとした屋根も作られていて、さらにテントやタープを張るスペースも十分取ってあります。ツリーハウスで寝てもテントで寝てもどちらでもOKとの事。色々な楽しみ方ができそうですね。これで1泊12000円は破格です。

トイレと炊事場の真上なので人の往来が気になる人には向きませんが、お子さん連れのキャンパーには最高じゃないでしょうか。wi-fiがもう少し増強されればワーケーションなんかにも良さそうです。心地良すぎて働く気になれなそうですが。

左:駐車スペース 右:テントスペース

 

場内・水回り

トイレは管理棟、オートサイト、フリーサイトそれぞれ清潔な水洗洋式トイレがあります。男女別は管理棟のトイレのみ。

シャワーについては管理棟に男女別で用意してありますが、男性用シャワーは脱衣スペースが超絶狭く足元のスノコも濡れているので、利用にあたっては少々テクニックが必要です。24時間利用可能で料金は無料!贅沢言っちゃいけませんね。

炊事場は随所にありますが、2022年5月時点では水の飲用は不可となっています。飲用水は持参するか、管理棟でも販売していました。また、少し山を下ったところにポンプ式の井戸があり、ここに水を汲みに行くと健康的な気分になれます。食べすぎたなーと思ったら是非。

排水に関しては浄化槽を介して、恐らく山に染み込ませている形だと思うので、利用する際は油や塩分をなるべく流さないなど、環境配慮を意識して利用した方が良いかと。

薪は針葉樹、広葉樹、端材袋詰めがいずれも700円で購入可能。広葉樹は色々な樹種があるようです。管理棟前に自販機あり。

夜間はスタッフの方はいませんので、緊急時には自己対応となります。

 

その他注意点など

キャンプ場への道もそうですが、場内も決して走行し易い道ではありません。慣れている人や四駆乗りの人は問題ないですが、街乗りドライバーにとってはなかなかのモノ。初回は車を停めやすい場所を選んでじっくり場内をインプット、次回に向けてイメージトレーニングをした方が良さそうです。

それに絡んでチェックイン・アウトの時間について、一応決められてはいますが、かなりユルい感じです。土曜日や連休などは早めに来て争奪戦となるそうです。自由で良い反面、アプローチや場内通路の車の動線を考えるとちょっと尻込みしてしまいます。早めに来て前泊者の横で撤収待ち、みたいなシチュエーションとかもあるみたいなので、そうなったら落ち着いて作業できなそうです。

にこにこキャンプは開けた東向き斜面にあるため、午前中や午後の早い時間など風の強い時間帯がありました。多くのサイトは風の影響を受けやすいので対策は万全にしたほうが良いです。

オートサイト付近は夜でもそれなりに明るいですが、フリーサイト付近は夜は暗闇。炊事場やトイレの電気は自動で消灯します。ヘッドライトや懐中電灯があると便利でしょう。

採石場か何かが近くにあるのか、平日は朝6時前から重機のアイドリング音が聞こえ始め、早い時間から工事の音が聞こえます。日が高く昇る時間帯になると不思議と気にならなくなりましたが、気にする人は休日利用の方が良いのかもしれませんね。

 

まとめ

私が訪れた2022年5月は開業1周年との事でしたが、1年でよくここまで!と驚きです。色々な雰囲気のサイト、区画が目白押しでチェックしただけでお腹いっぱい。次回はどこにしようかと、妄想が膨らみます。

長く継続されれば【茨城四天王】的な立ち位置のキャンプ場になっていくでしょう。現状、最低限のルールで運営されていいます。有名になればなるほど、決まりが無いから何をしても良い、という輩も少なからず来て、トラブルなどのリスクも増えるかと思います。この環境を継続させるためにも、自分も含め、利用者は節度ある行動を心がけなければなりません。

 

茨城県でのキャンプはこの時以来でした。

ojisanga.hatenablog.com