2022年 2月下旬 大原上布施オートキャンプ場
2022年2月下旬、千葉県いすみ市にある「大原上布施オートキャンプ場」でソロキャンプをしてきました。
車を買い替えたのでのんびりドライブがてら途中のホームセンターやら道の駅駅やら見たことないスーパーやらで足止めをくらい、満開の花で茶色に染まったスギ林を見て恐怖に慄きながら13:00ピッタリに到着。既に本日の客半数程チェックイン済みとの事でした。空いていれば割と融通してくれるかもしれませんね。
こちらのキャンプ場、雰囲気としてはコンパクトな昔ながらのキャンプ場といった感じです。地面は芝か土。焚火台の下には耐火シートを敷くルールとなっています。トイレは水洗洋式、清潔にされています。
なんと言っても素晴らしいのは薪使い放題!!これは助かります。ただし最近のキャンプブームのせいか、不足気味らしいです。当たり前ですが持ち帰りはいけません。湿った薪が多いので焚きつけ用の小割りなど持参した方が良いと思います。私は心配だったので持参しました。
受付で料金支払い後サイトを選びます。眺めが良いというC1~C5辺りは間を空けて2〜3組が既に設営済み、トナラーになってしまうので諦めます。オーナーオススメという一番下のフリーサイトは樹木の剪定工事中で利用できず。職人さんの仕事が終わった夕方にチェックインしてきた人たちはそこに入ってましたが、まぁこればかりはタイミングの問題ですね。
地面のコンディションが良く、斜面を背にしてなんとなく囲まれ感のある角地のA1にしました。桜の木が植わっているのでお花見の季節なんかも良さそうです。
平日で空いている事もあり開放的で快適。良いサイトでした。
区画は全体的に狭めで最近の大きなテントは難しいと思います。逆に大人がしっぽりとソロキャンプを楽しむのには良い塩梅です。
Aサイト、Bサイトの山に近い側、Cサイトは東側の山の尾根を背にしている関係で、朝陽があまり当たりません。上段のサイトではC9、C11、B6〜12辺りは比較的朝陽が当たっていたので、冬場気になる人はその辺りを選ぶと良さそうです。私がお世話になったA1は木漏れ日程度でしたが、幸い霜が降りなかったので乾燥撤収できました。Dサイトの一部やフリーサイトは早めの時間から朝陽が当たります。D9~12は林間サイトっぽい雰囲気。コンパクトなキャンプ場ですが色々な雰囲気のサイトがあって面白いです。気になったのはA15、A16。陽も当たらず最奥でトイレ炊事場が遠いですが、なかなかの雰囲気。薪ストーブ等の強力な暖房装備があればここも泊まってみたいです。
日当たりが悪い場所は地面のコンディションが良くないですが、そういうところも含め冬はキャンプ慣れした人向けかなと思います。マナーの良いキャンパーさんばかりだったので雰囲気最高でした。そして夕方はオーナーが見回りがてら「ウチの薪湿ってるけど、焚き火どう?」みたいな感じで良い距離感でのコミュニケーション。ゆったりとした、実に味わい深いキャンプ時間を過ごせます。
野生動物が出没するのでゴミの管理はしっかりと。恐ろしい野生動物がテントの近くを闊歩していました。夜は闇の中から「二ャ〜〜」という恐ろしい咆哮も聞こえてきます。
翌朝、散歩がてら東側の尾根に登ってみました。近くの鉄塔の作業道みたいな道がありますが、散歩というほどの距離では無かったです。ここにくれば焚き付け用の小枝は落ちてますね。
尾根の上からキャンプ場を見るとこんな感じ。遠くの山々に満開の杉の花が見えます。茶色いですね、嫌な茶色だ。ちなみにこの撮影ポイント、笹が生えていて気づきにくいですが、自分の背中側は尾根が切れ落ちていますのでもし行く場合は注意しましょう。
12時チェックアウトなので、少しゆっくりできます。流行りに左右され過ぎず小慣れた感じの非常に良いキャンプ場でした。気になるサイトもいくつかありますし、これはリピートでしょうね。
帰宅後、2日間でたっぷり吸い込んだ花粉の恩恵を受けた事はいうまでもありません。
今回試したウィンナーボイル焼き、オススメです。