おじさんがブログをはじめました

今更ながらブログをはじめました。キャンプなど日々のこと。

ベッドロール??

とあるキャンプ情報サイトを見ていて、「ベッドロール」というワードが出てきました。住宅街の片隅の洋菓子店とかでで売られていて、フワっとして美味しそうと勝手に想像しましたが、そんなモノではありません。

元々は古き時代のアメリカ西部、ワイルドなカウボーイがテントも張らずに野営をする時にくるまった布なんだとか。最近、その「ベッドロール」だけで寝る、というスタイルを日本のキャンプでも実践している人がいるそうです。色々なスタイルのキャンプがあるんですね。アドベンチャーな雰囲気を体験したい人や自然との一体感を求める人、無骨に拘り抜いた人が行きつくところまで行くとそういうスタイルにたどり着く感じでしょうか。

 

そういうものに拘っているわけでもなく、行きつくところまで行ったわけではありませんが、おじさんがまだおじさんでは無かった頃、何度か適当な藪やハイマツの隙間に潜り込み、シュラフカバーに入りツェルトに包まって寝た事があります。コダワリキャンパー風に言うとツェルトロール?とでも言いましょうか。

山の中で行動するにあたり、様々な事柄の優先順位を考慮した結果、一晩や二晩くらいは何とかなるだろうという判断です。タープ泊にしてもそうですが、手つかずの大自然の中だと、最初はアドベンチャーとか自然との一体感とか言ってられない恐怖に駆られます。慣れてくると根拠の無い謎の自信がつき、幾分気持ちの余裕も出てますが、やはり誰もいない山の中、夜の闇は恐ろしい。

山行の日程上、仕方なく山小屋の近くでそんな宿泊をする事もあります。他の登山者の目もあり、さもなんでも無いように「いつもやってるけど、何か?」みたいな面持ちで過ごしますが、内心ソワソワしています。そして「フッ、テントなんぞいらねぇ。今オレ、超ワイルド」などと無意味でちっぽけな自尊心を満たして、若干悦に浸っていたのも事実。あああ、お恥ずかしい。

決してそのスタイルが好きだったわけではありません。気候や環境にもよりますが、雨も降っていないのに朝起きたら結露でビッチャビチャだったりして、不快極まりない。高性能な下着やウェアを身に着けているとはいえ、真夏でも結構寒いし、そもそも目は閉じていたけど睡眠を取れたのかどうかも曖昧です。若気の至りですね。そんな人を見かけたら、優しく見守るか、見なかった事にしてあげてください。

 

ベッドロール泊、果たして高温多湿の日本で流行るのでしょうか。バックアップとしてタープを張っておいて、雨が降ったら避難すれば良いのかもしれませんが、それだと普通のタープ泊と変わらないのかな。

寒すぎず乾燥して虫のいない季節に、焚火の傍らでバーボンをあおりながら横になってウトウトして、気づいたら朝だった。。。のような、ワイルドカウボーイ風の自然な流れに身を任せるのであれば、心地よさそうですね。しかしここは現代の日本、ただの酔っぱらいに見えないように、オシャレな装いでエレガントな雰囲気を醸し出して眠らなければなりません。ソロキャンプだと場合によっては救急車を呼ばれてしまいそうです。私には難易度が高そうなのでもうこれ以上考えるのはやめました。

 

難易度低め、車横づけのソロキャンプが好きです。

ojisanga.hatenablog.com