おじさんがブログをはじめました

今更ながらブログをはじめました。キャンプなど日々のこと。

死角に気を付けろ

出会い頭に猫と目が合い、お互い「はっ!」ってなる事、多々ありますよね。で、「何見てんだぁ?」的な態度を取られなんとなく申し訳ない気持ちになる。山の中でもそんな事が多々あります。

 

谷川岳、一ノ倉沢出合へと続く林道歩き。あの辺りはカモシカによく出会います。慣れてしまえばなんて事無いですが、初めて出会った時は結構ビビりました。なんとなく気配を感じて森の中に目を凝らすと、藪の隙間からジーッとこちらを見つめています。逃げるわけでもなくジーっと。目が合ってるような合ってないような。顔はこっち向いてるんですが目はどっち向いてるのか分かりません。もののけ姫の「シシ神様」のシーンを彷彿させる感じで、なんか不気味です。まぁ、山は彼等のテリトリーなので「いや、別に何でも無いです。気にしないでください」的な空気を醸し出して立ち去ります。

 

奥多摩辺りの岩場で、岩登りの練習中のことです。簡単なルートでも下手クソな人間にとってはいっぱいいっぱい。やっとの事で、フンッ!と体を持ち上げ岩棚の上に顔を出したらヘビが日向ぼっこ中。あっ、なんかスミマセン。。。でもこちらも必死なんです。持っていたカラビナ類でわざとらしくガチャガチャと音を立てて、退席していただきました。ヘビって普通に生活していると上から見下ろす事が多いですよね。普通の角度で見る分にはどうって事ないのに、ヘビ目線で20センチ位に近づくとなると、そんじょそこらのヘビでも結構迫力ありますよ?!

 

上越だったか南会津だったか忘れましたが、とある沢の滝壺付近。滝壺の事を「釜」と呼んだりしますが、その釜は深く流れが早いため泳いで滝に取り付くのは難しい。というわけで、釜の横の岩壁を、足場や手がかりを探り探りカニの様に横歩きで超えていきます。手がかりを探っては進む、探っては進む、探っ、グニュっ。岩じゃない何かを掴んでしまいゾッとして釜にドボン。流されスタート地点へ。。。岩の凹みの中にいた大きなカエルを鷲掴みにしてしまったようです。後ろを歩いていた友人によるとカエルが宙を舞い私が落ちていく姿がなかなか滑稽だったそうです。

 

東京・奥多摩雲取山だったと思います。その時歩いていたルートは一般登山道ではありますが、あまりメジャーでは無かったのかほとんど人に会いません。背の高いクマザサの薮に覆われ道幅は狭く、先が見通せない場所。心細さを感じながら歩いていると、斜面の上の方でガサガサと音がします。うわぁ。。。持っていた熊鈴を狂った様にに鳴らしまくり、頼む、近づいて来ないでと祈りながら。「ウォーッ、ホーッ!ハッ!」みたいな意味不明な雄叫びをあげまくります。しかしそんな事はお構い無しに、結構なスピードでガサガサが近づいてきます。そういう場面って、どうしたら良いかわからず結構動けない。変な汗が出て背筋が凍りつきます。

音がすぐ近くに来て薮から飛び出してきたのは、マウンテンバイクに乗った人でした。「すいませーーん」なんて軽く謝って走り去っていきましたが、、、鈴を振り回しながら雄叫び上げてる私がただの変態みたいじゃないですか。あんな山の上で自転車に乗る人がいるなんて思ってもいなかったので、相当恐怖でした。自転車の人も、人とわかる様に鈴とか付けて欲しいものです。

 

野生動物も怖いですが、人も怖いです。

 

人も動物も優しいキャンプ場はこち

ojisanga.hatenablog.com