おじさんがブログをはじめました

今更ながらブログをはじめました。キャンプなど日々のこと。

雪を飲む 宇宙を飲む

キャンプブームの昨今、道具や技術の進化と共に雪中キャンプを楽しむ人が増えていますね。やってみたいなーと思いつつ、私は雪中キャンプには手を出せていません。雪道の運転が怖くて。雪があると意外と温かいのは分かってるんですが、そもそも雪が降るような場所って寒そうで。焚火したら雪が解けてビシャビシャになるんでしょうか。キャンプ場によくいる猫とかはどうしてるんでしょうか。水はどうしているんでしょうか。水道管が凍らないようになってて、ちゃんと水が出るのでしょうか。心配事が尽きません。

 

水に関してキャンプ場はどうしてるのか分かりませんが、雪山登山ではテントを張った現地の雪を溶かして水を確保します。初めて雪を溶かして飲んだのは八ヶ岳の赤岳鉱泉。衝撃の不味さだったのを覚えています。小さなゴミが浮いていて、なんというか、雨上がりの地面みたいな風味がするんです。もちろん実際の地面の味なんて知りませんが。ついでにお腹も下しました。

しかし慣れてしまえばそんなことなんのその。それが当たり前になり何とも思わなくなります。八ヶ岳は人里から近いので雪が美味しくない、しかし東側と西側でなんとなく味が違う、みたいな違いのわかる男にまでなりました。槍ヶ岳付近の稜線の雪は臭みも無く美味しかった。空気がキレイだからか、風の無い日にいわゆる「雪の結晶」のまま降ってきたのには感動しました。

 

雪というのは空気中の塵を含んでるわけですが、その中には宇宙塵(うちゅうじん)と呼ばれる、宇宙からの飛来物も含まれているそうです。微細な隕石の欠片だったり、生命の源となる物質の一部だったり。と、頭の良い友人が教えてくれた事があります。

隕石を飲んでいるのか、と意識するとただ雪を溶かして飲むという行為がなんだかとてもアカデミックに感じます。生命の源どころか、もしかしたら目には見えない位小さいけれど文明を持った地球外生命体、宇宙人を飲み込んでる可能性だってゼロでは無いと思います。子供の頃雪をかき氷に見立てて食べた人も、宇宙塵だか宇宙人だかを飲み込んでいる可能性があるわけですね。

ちなみに、空気汚染の元となる有害物質なども含まれている事もあるので、試してみたいという人は自己責任でお願いします。

 

水を持参した方が良いキャンプ場はこちら。

ojisanga.hatenablog.com

 

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